働き方改革という言葉が一般に広がり、これまでの働き方を見直す動きが加速しています。看護師といえば、仕事が忙しくてプライベートとの両立が難しいとイメージを持つ人も少なくありません。もちろん、看護師がワークライフバランスを重視した働き方を目指しても問題はありません。そこで仕事とプライベートを両立させたい看護師におすすめしたいのが、デイサービスで働くという選択肢です。

デイサービスとは、要介護状態にある高齢者が施設に通い、そこで介護職員や看護師による入浴や食事等の介護、さらには機能訓練などが行われる日帰りのサービスのことです。基本的にデイサービスは日中のみの利用となるので、そこで働く看護師は日勤のみの勤務となります。しかも、平日の日中に開所している施設がほとんどなので、土日も休みが取りやすいというメリットがあります。夜間や土日に休みが取れるので、家族や友人と休みを合わせやすいでしょう。また、体力的な負担が少ないため、ワークライフバランスを重視したい看護師には適した職場といえます。

ところでデイサービスの看護師の主な仕事内容は、利用する高齢者の健康管理です。具体的には血圧や体温などにバイタルチェックや服薬管理、さらには口腔ケアなどを行います。また、利用者の病状によっては、インシュリン注射や褥瘡・創部のケアなども担当します。看護師としての業務が中心だが、手が空いた時間は他の職種の仕事を手伝うことが多いです。例えば入浴介助や食事介助など、看護業務以外の仕事も任されることもあるでしょう。病院と同様に、さまざまな職種とチームになって働くためコミュニケーション能力は必要です。